Malzack Blog

— 丸山和訓のブログ —

郵便局との格闘

ひとつ前に書いたEarPodsを買い戻した記事には、ちょっとしたエピソードがあって。

EarPodsを余分に持っている人は多いはず。そう思ってTwitterの友人に聞いて回った。わざわざ買うのももったいないし。ところがTwitterの友人は、揃いも揃ってミニマリストなどという一風変わったライフスタイルを営まれていらっしゃる方が多くて、「ありません」「余ってません」という回答が続いた。

@文庫はやかわという男も声をかけたうちの1人だ。彼は僕が開いたオフ会に来てくれたことがあって、それ以来ちょこちょこ遊んでいる。彼は大学院に通う将来有望な若者で、すこぶる頭がいい。顔はスキマスイッチのボーカルを5割増しでかっこよくした感じで、顔面偏差値も高い。ところが、いま研究しているテーマが「ミニマリスト」などという一風変わったライフスタイルだというから、彼も結構変わっているんだと思う。

「僕アンドロイドなんです。でもメルカリでたぶん安く売ってますよ」

そう彼が教えてくれたが、いかんせんメルカリというサービスは利用したことがなく、アカウントを作るのもめんどくさい。そこで、「代わりに頼んで。代金は払うからさ」と甘えてみた。普段から居酒屋で多く払っておいてよかった。僕は奢ったことは決して忘れないタイプの人間なのだ。貸しはいずれ回収しなくてはならない。

こころよく引き受けてくれた彼は早速注文してくれた。しかも僕がなるべく早く使えるようにと、相手先から我が家まで直送するように手配してくれるという、ありがたい配慮。

しかし、一向にイヤホンが届かない。おかしいなと思って郵便受けをよく覗いてみると、『重要』と書かれた紙切れが一枚入っていた。どうやら郵便局からのお知らせのようだ。紙には「あなた以外の荷物が届いています。こちらの登録と違いますが入居者変更しましたか?」的なことが書いてあった。文庫はやかわの名前が受取人で、丸山家に届くのがいけないらしい。たぶん住所の最後を丸山方としておけばよかったのだが、今更変更はできない。

そこで紙に書いて連絡先に電話して事情を説明した。「友人が僕の代理で荷物を頼んでくれただけだ」と説明すると、理解してくれた。しかしそこから少し電話口で格闘になってしまった。

荷物を受け取るためには、その紙切れの入居者の欄に、僕と文庫はやかわの両名を記載してほしいとのこと。いやいや、話を聞いていましたか?僕の友人が手配してくれただけで、別に一緒には住んでいないんです。でも、郵便局は譲らない。そう書いてくれないなら荷物は差出人に戻すしかないと。

「でも一緒に住んでないんです!」「それなら届けられません」。しばらくこの格闘が続いた。僕は意地になって彼と同棲していない事実を主張したが、最終的には僕が折れることになった。

「では、それで提出します。一緒には住んでないですけどね!」

果たして僕は、紙切れの入居者欄に両名の名前を書き、ポストに投函した。それから数日後に無事にイヤホンは届いた。文庫はやかわには「無事に届きましたー!」とLINEしたが、これは無事と言ってよいのだろうか。郵便局の登録上、文庫はやかわと僕は狭い1Kの一室で同棲していることになっている。

この事実はまだ本人には伝えていない。彼がこのことを知ったらどう思うだろうか。

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