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頭蓋骨療法とクレニオ・セイクラル・セラピーの違い

頭蓋骨をあつかうセラピー

クレニオ・セイクラル・セラピーは頭蓋骨に触れていきます。しかし、頭蓋骨を施術するのは、クレニオ・セイクラル・セラピーだけではありません。

整体院でも頭蓋骨の調整を行なっているところがたくさんあります。健康のための調整もあれば、小顔矯正といった美容目的のメニューもあります。頭蓋骨を圧迫する強い力を伴う施術もあれば、さすったりこすったりする弱い力の施術もあります。

クレニオ・セイクラル・セラピーの目的

しかし、クレニオ・セイクラル・セラピーとその他の頭蓋骨療法では、施術の対象が明確に違います。

頭蓋骨療法は、頭蓋骨そのものを診ています。縫合と呼ばれるつなぎ目を整えたり、いびつになった頭蓋骨のパーツを矯正しようとします。それに対してクレニオ・セイクラル・セラピーは、頭蓋骨よりさらに内側の『硬膜』をダイレクトに触診し、整えるのが目的です。

硬膜とは、脳と脊髄をおたまじゃくしのように包んでいる人間の"芯"の部分です。脳脊髄液はその硬膜の中をめぐっていて、その流れが滞ると自然治癒力が低下してしまいます。

f:id:mlzk:20170930100118j:plain http://www.nancyburkecst.com/Surviving_Orthodontics.html

僕が好きなのは「骨をハンドル代わりにする」にするという表現。"骨を利用して"内側の膜を整えていくのが、施術している側の感覚に近いです。頭蓋骨のつなぎ目のブロックを取りながらも、あくまでも感じているのはその内側の硬膜なのです。

頭蓋骨療法とクレニオ・セイクラル・セラピーの違い

頭蓋骨療法の施術者は、頭蓋骨の硬い感覚を触診して、骨を整えています。だから、頭をグリグリ触ったり何度もペタペタ触ったりします。どれだけ矯正されたかという見た目や動かし方比べで評価できるので、左脳的な施術です。

クレニオ・セイクラル・セラピーは、硬膜のねっとりとした感覚を触診して、硬膜を整えています。手を当てる程度でほとんど動きのないタッチなのは、そのためです。硬膜は外から見えないので、整ったかどうかは受け手の感覚とセラピストの感覚が主になります。感覚優位の右脳的な施術といえます。

同じようなフォームで頭蓋骨を触っていても、クレニオ・セイクラル・セラピーとそれ以外の頭蓋骨療法では、整えようとしているものが違うのです。どちらが良い悪いというわけではありませんが、より安全で、人間の"芯"すなわち根本的原因にアプローチできるのは、クレニオ・セイクラル・セラピーであると言えるでしょう。
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