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オーガニックヘア

湯シャンを続けて2年近くになる。

加えて、ノンドライヤー歴は生まれてからずっとだ。一度もドライヤーをかけたことがないと言えばもちろんウソになるが、毎日せっせと髪を乾かす習慣はない。タオルでしっかり拭き取って、あとは自然乾燥だ。

シャンプーじゃないと汚れは落ちない。ドライヤーをかけないと髪がまとまらない。これまでのそんな常識が覆りはじめている。信じられない人は「湯シャン」「ノンドライヤー」でぜひとも検索していだたきたい。

時代がやっと僕に追いついてきた。シャンプーなし、ドライヤーは使わない。もちろんワックス、ジェルなどといった整髪料は使わない。髪の毛につけるのは100%天然のセサミオイルだけだ。このスタイルを勝手ながら「オーガニックヘア」と名付けよう。オーガニックという言葉がつくと、途端に良いイメージに早変わりするから、多くの人が真似したくなるはずだ。

このオーガニックヘアはほどよい潤いが特徴だ。人工的ではない自然な光沢は、まわりから羨望のまなざしが向けられている。はずだ。誰も面と向かって「自然な光沢でいらっしゃいますね」とは言ってこないが、そう思われているのは間違いない。はずだ。

このオーガニックヘアが月に一回、ジャンクな体験をする。それが美容院だ。

つい先日も美容院に行ったら、当然のようにシャンプーとドライヤーの処置を受けた。ナチュラルな潤いの髪が、見違えるほどのパサパサになった。指を通してみると、静電気で髪の毛が逆立つほどに乾燥している。僕の潤いは、シャンプー台から生活排水として流れて落ちてしまったのだ。今頃は天文学的な数字で希釈されて東京湾に行き着いていることだろう。

ふと気づいたのだが、このパサパサの髪の毛は僕が以前に呼んでいた「サラサラヘア」のことだ。しばらく湯シャンを続けていると、髪の毛の常識が変わる。サラサラヘアは実はパサパサヘアで、本当に自然で美しい髪はしっとりなめらかなのだ。

ドライヤーが終わると、美容師さんがこういった。「ワックスつけていいですか?」

「いや、すぐ家に帰るので大丈夫です」と紳士的に断る僕だが、心の中で「時代の流れがわかっていないヤツだな」とつぶやく。まぁ、シャンプーはだいぶ気持ち良かったから許してやろう。

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