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引き算の美学を追求するミニマリスト

自分の体こそ最も価値のある『仕事道具』だ

シンプルライフのブログでよく見かける松浦弥太郎という名前。大変失礼ながら今まで存じ上げなかった。調べてみると、「暮しの手帖」で編集長をされていた方とのこと。たくさん書籍も出版されていて多くのファンから愛されているようだ。

今回読んだ『松浦弥太郎の仕事術』では、松浦氏の仕事に対する心構えが書かれている。テクニック的な要素はほとんどない。最近はやりのクラウドを使った方法などは書かれていない、ご注意を。

自分の体が仕事道具なのは、アスリートだけではありません。

松浦氏が仕事の基本として考えているのは「健康管理」だ。小手先のテクニックではなく、まずは仕事道具である自分の体を第一に考える。健康でなければ、よい仕事をすることはできない。

体はいかなる高級車よりも長く使うし、はるかに価値のあるものです。

健康のために気をつけなければならないのが、食事と睡眠。自分の体を高級車のように考え、燃料としての『食事』や、休ませるための『睡眠』が重要とのこと。「疲れない体をつくる」といった体のケアに関する自己啓発本が増えてきたが、松浦氏の文章は重みが違う。「何を言うか」よりも「誰が言うか」は重要で、松浦氏の穏やかながら芯の強い文章で説かれると、「はい、すいません」となる。

靴と仕事ぶりはリンクする。

松浦氏は身だしなみに最大限気を遣っている。散髪は週に2週間に1度もいかれるそうだ。そして、靴にこだわっている。靴も自分を作り上げる道具なのだそうだ。

靴に自信がないと、その一日がだめになる。汚れてかかとのすり減った靴を履いていて、いい仕事なんかできるわけがない。

彼はもう何年もジョン・ロブの靴を愛用しているようで、2足のローテーションを勧めている。僕は3足でローテーションしているが、2足でもいいのか。やはり、松浦氏に言われると納得してしまう。

この本は2010年に刊行された。最先端のテクノロジーに囲まれ、ネットで調べればどんな情報でもすぐにわかる時代だが、松浦氏の言葉で「健康管理こそが仕事の基本だ」という当たり前のことを言われると、不思議と新鮮に感じる。

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