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Malzack Blog

引き算の美学を追求するミニマリスト

明日から「お金」のことを「お金さん」と呼ぶ度胸はありますか?

money

どんな情報も鵜呑みにしてはいけません。

特に、お金に関しての情報には細心の注意を。親しい友人でも、こんなことを言い始めたら、疑ってかからなければなりません。

今日からお金を、「お金さん」と呼んでみる。これが、お金といいつきあいをする第一歩です。「お金さん」と呼べば、お金とのつきあいが変わるし、人生の風向きも変わる。

ただし、これが、松浦弥太郎が言っているのなら例外です。「暮しの手帖」の元編集者。そして多くの書籍を出版している著名人。スマートな仕事と謙虚な人柄で、たくさんのファンがいます。
「お金」を「お金さん」と呼びましょう。少し恥ずかしくもある提案ですが、数多くの成功をおさめてきた松浦弥太郎氏がそう言うなら、信じてみてもよいのではないでしょうか。

kindleで買った『松浦弥太郎の新しいお金術』。スタートから「お金さん」の話が出てきて正直、困惑しました。しかし、読み進めていくと、松浦弥太郎らしい丁寧な考え方に納得。お金を「卑しい」とか「汚い」と思わずに、必要かつ大事なモノとして、大切に扱っていく哲学が書かれています。

お金はともだち。まるで「お金」に人格があるかのように接して、「お金」が喜ぶように使うことを推奨しています。そして、お金に固執して必要以上に貯めこむことを「お金の私物化」と呼び、社会をめぐりめぐって流れていくお金を、自分のところで止めないようにとも書いています。

貯金に精を出すよりも、自己投資にお金を費やせば、最終的に貯金をするよりも豊かになれるとのことですが、これは賛否両論でしょうか。自己投資を増やしても、実際に「お金」という富を得られるかどうかは、その人次第。でも、いずれにしても松浦氏のような哲学で生きていったほうが、心が豊かなのは間違いありません。

松浦氏は「お金を大事にするための道具」として財布をとらえています。私も財布の手入れを頻繁に行っていますが、それは「お金を大事にするため」ではなく、ただの趣味でした。この本で、財布という道具の意味を再認識しました。お金を大事にするために、財布を大事にする。これを忘れてはいけません。

小銭であっても、家に帰るなりぶちまけるなど、粗末な扱いは言語道断。間違ってもズボンの尻ポケットに財布を入れて、椅子に座って、お尻で踏みつけるなんてことはしません。

彼はポイントカードも持たない主義。こちらも私と一緒ですが、気持ちの持ちかたが、ひと回りもふた回りもオトナでいらっしゃる。

レシートはその日のうちに財布から出して整理してしまいますし、お店のポイントカードの類は、いっさい持ちません。無駄のものでごちゃごちゃと財布を膨らませてお金さんに窮屈な思いをさせたら、ポイントを貯めたぶんのお得より、ずっと大きな損失につながると考えています。

松浦氏の本を読むたびに、その考え方と暮らしに憧れる。人前では恥ずかしいけれど、心の中では「お金さん」と呼ぶことにしよう。本を読み終えたあと、いつもより丁寧に、気持ちをこめて、財布を磨きました。ピュアだな、私も。

Sponsored松浦弥太郎の新しいお金術

© 2014 Malzack