読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Malzack Blog

引き算の美学を追求するミニマリスト

『Less is more』という言葉を背負う覚悟はありますか?

MinimalLife

f:id:mlzk:20150701124650j:plain
Pavelleó Mies van del Rohe / yisris

Less is more.

ミニマリスト界隈で有名なこの言葉は、建築家『ミース・ファン・デル・ローエ』によるものです。上の写真の建築物は、彼がデザインしたバルセロナ・パビリオン。最小限の柱と壁が作り出す空間と、そこに太陽があたることで生まれるコントラスト。まさに『Less is more』を体現しています。美しい。

『ミニマリスト』という言葉も建築や美術から生まれた『ミニマリズム』が語源となっています。
美術・建築・音楽などの分野で、形態や色彩を最小限度まで突き詰めようとした一連の態度を最小限主義、ミニマリズム(英: minimalism)という。1960年代のアメリカに登場し主流を占めた傾向、またその創作理論であり、最小限(minimal)主義(ism)から誕生し、必要最小限を目指す手法である。装飾的な要素を最小限に切り詰め、シンプルなフォルムを特徴としている。
Wikipedia

何が言いたいのかというと、『ミニマリスト』は『Less is more』を表現するべきだということです。『ただ少ない人』とは一線を画することが必要です。何もかも捨てて、ただ持ち物が少ない人が豊かとは限りません。『ただ少ない人』は、大掃除をしてスッキリした人と大差ありません。

持ち物が欲しくない『無欲な人』は最小限を突き詰める必要性がないので、『最小限主義者』とは呼べません。そのような人のファッションはシンプルだとしても『Less is bore(少ないことは退屈だ)』です。ミニマリストは洗練された『Less is more』のファッションを目指したいですね。もちろん、ファッションではなく、身軽に世界を旅することで『Less is more』を表現することもステキです。

もうひとつ、持ち物を減らすミニマリストにとっては、『Less is poor(少ないことは貧しい)』という批判にも気をつけなければなりません。持ち物を突き詰める『最小限主義』と、とにかくお金を貯めたい『節約』は根本の性質が違います。自分が欲しいモノを我慢して、わずかなお金を貯めこむのは『最小限主義者』ではありません。節約のために、自分が納得していないな劣悪な品質のモノばかりを買っていては、『Less is more』とは程遠いでしょう。

以上、『Less is more』の言葉を調べていくうちに、ミースの芸術的な建築物を目にして「これは、覚悟を持って使わなければいけないな」と感じた、自戒のエントリでした。

Sponsoredミース・ファン・デル・ローエ

© 2014 Malzack