読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Malzack Blog

引き算の美学を追求するミニマリスト

10年振りに「ハイ・コンセプト」を読んだら当時とは違ったおもしろさがあった

MinimalLife SelfManagement

書籍『ハイ・コンセプト』は予言の書だ。

出版されたのは2005年。今から10年以上前に書かれている内容ですが、現在の情勢がピタリと当たっています。ジャンルはビジネス書ですが、ビジネスマンでなくても楽しめます。

2005年に予言されたのは、情報時代の終幕。情報はインターネットで一般化するため、その情報を統合してつなぎとめることができる人が必要。美的感覚をもち、精神的な欲求を満たすことが新しい時代の条件であると書かれています。

私たちの社会は、「農民の社会」から「工場労働者の社会」そして、「ナレッジワーカーの社会」へと変化してきたのである。そして今また、「クリエーターや他人と共感できる人、パターン認識ができる人、物事に意味を付加できる人、などによって作られる社会」へと、変化している。

ナレッジワーカーとはいわゆる情報を駆使した知識労働者のことです。ナレッジワーカーである弁護士、医師、会計士、エンジニアは、工場勤めの人がオートメーション機械の導入でその仕事を奪われたように、旧モデルの働き方になってしまう。たしかに、法律の相談サイトや医療サイトは発達してきていて、専門家に聞かずともわかってしまうことも増えました。

新しい時代へ転換している根底には『過剰な豊かさ』もあります。

豊かさは私たちの生活に多くの恩恵をもたらしてくれたが、物質的な豊かさが必ずしも私たちを以前より幸福にしてくれたわけではない。生活水準は10年単位で向上してきたのに、個人や家族の生活の満足度は少しも変わらなかったという点に、繁栄のパラドックスがある。

日本と同じように、20世紀のアメリカ人の目標は、家と車を持つことでした。モノをクレジットカードで購入し、あふれたモノは有料のトランクルームに預けるような生活が一般的でした。しかし、2005年のこの頃には、すでに瞑想やヨガが主流になりつつあると紹介されています。もし10年前の日本で「瞑想をやっている」なんて言ったら変人扱いされたと思いますが、今ではもう少し認知度があがっているように思います。ヨガだってさらに広まっています。

実はこの本は、日本で翻訳された2006年に読みましたが、この度ふと気になって買い戻しました。10年前に読んだ自分と、今の自分の価値観はもちろん違っていて、当時は「そんなもんかなー」と思っていた内容が、今ではすごくリアルに感じられます。

皆様は今から10年前、どのような価値観で、何を信じて生きていましたか?

プライバシーポリシー
© 2014 Malzack