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Malzack Blog

引き算の美学を追求するミニマリスト

スローライフとミニマリスト

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近頃のミニマリストブームはいくつかのライフスタイルの集合体だ。禅、スローライフ、ノマドライフ、ライフハックなどの要素を含んでいる。

あまりにもスピード優先になってしまった世の中の反対勢力がスローライフだ。持ち物を減らす人の主張は、このスローライフに似ている場合が多い。日本人にも少しづつイタリアのような価値観が浸透しつつあるのだ。

スローライフの言葉の起源は「スローフード」である。このあたりまではネットで簡単に出てくるのだが、もっと深く知るためにスローライフについて論じられた書籍を探してみても、意外と少なくて驚いてしまう。Amazonの検索でヒットした数少ないスローライフ本のなかから、「スローライフでいこう―ゆったり暮らす8つの方法」を読んでみることにした。これを選んだ理由は、出版された年が2001年とだいぶ古いからだ。原題の「Take Your Time」を邦題で「スローライフ」というタイトルに置き換えているが、いずれにしてもタイトルに「スローライフ」とついた書籍としては先駆者的存在であるといえる。

スローライフという言葉からは、田舎暮らし、自給自足などを勝手ながら連想してしまう。ところが、内容を読んでみるとそういった記述はなかった。著者がインド人だからか、瞑想やマントラといった仏教的な要素が多く書かれている。ここで著者が提唱しているスローライフの8つのポイントを紹介する。

  • スローダウンする
  • 一点集中する
  • 感覚を制御する
  • 人を優先する
  • 精神的な仲間を持つ
  • 啓発的な本を読む
  • マントラを唱える
  • 瞑想をする

繰り返しになるが、この本は2001年に出版された。しかし、「スローダウンする」「一点集中する」「人を優先する」「精神的な仲間を持つ」などの言葉には古臭さを感じない。むしろ、最近のミニマリストブームでも同じようなことが説かれている。そう考えると、2010年頃から増えはじめたミニマリストは、「持ち物が少ないことに特化したスローライフ」と言えるのかもしれない。

また、この書籍のとおりに「瞑想」をスローライフの重大な要素とするなら、禅とスローライフは近い存在だということに気づいた。今までは「禅は仏教的」「スローライフは自然志向」と捉えていたが、この本の考えに沿うならほとんど一緒だ。

この本を読んで、さぼっていた坐禅瞑想を復活させた。持ち物を減らすのもいいが、その目的がスローダウンなら、瞑想が早い。

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