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マンバン計画

過去最高に髪が長い。どのくらい長いかというと、前髪はアゴまで伸び、もうすぐ顔面のフィールドを超える勢いだ。

なぜ髪を伸ばしているのかというと、サラリーマンをやめたからである。ずっと水面下で活動を続けてきたセラピストの道をメインにしたのだ。

僕は呆れるほど単純な性格で、会社からの拘束がない自由な環境を謳歌するために髪を伸ばしている。校則で坊主にしなければならなかった高校生が、大学に入って髪の毛を伸ばしたり、カラーリングをしたり、パーマをかけたりする心理状態と一緒だ。思春期の男子学生と発想が変わらないのは、少し情けない気もするが。

むやみに髪をのばすほど、僕は無計画ではない。ただ髪が長いだけでは、老若男女に非常にウケが悪いのをよく知っている。たとえば、B'zのボーカリストの稲葉浩志も「Don’t Leave Me」や「MOTEL」が発売された1994年頃は肩までかかるロン毛で、女性ファンに不評であった。江口洋介だって武田鉄矢だって、髪の毛が短いときのほうが清潔感があるのは間違いない。だから、むさくるしいロン毛コースに行くつもりはない。自由を謳歌しながらも、人からの評判も損ねたくないのだ。

選んだコースは、スウェーデン代表のサッカー選手・イブラヒモビッチのような『マンバン』スタイルだ。

『マンバン』とは男子風のお団子ヘアのことである。長い髪を後ろでひとつに束ねるこのスタイルは、オールバックのように額が全開になる。顔に一切髪の毛がかからないので、どんなショートカットよりも表情がスッキリみえるし、まるで侍のような印象は男としての色気が漂う(はずである)。

唯一のライバルは、スキンヘッドくらいである。スキンヘッドで有名なジェイソン・ステイサムもセクシーであるが、日本人特有の「醤油顔」がベースだと、松山千春に着地するのが関の山だと踏んでいる。ここは、イブラヒモビッチを目指すのが賢い選択だろう。

ところが、ついこのあいだ鏡をみたとき、衝撃の事実に気づいて思わずのけぞった。髪を結ばずにおろしている状態が、芸人の永野にそっくりなのだ。これには、正直くじけそうになった。「むさくるしいロン毛」以外に「気持ち悪いロン毛」コースも存在する。理想像とは真逆の方向に僕は向かっているのではないか。

前髪とトップの部分がじゅうぶんに長いおかげで、現在も髪をお団子にできている。しかし、サイドとバッグの長さが追いついておらず、完全なマンバンスタイルにたどり着いていない。幸いなことに、輪ゴムをとると永野に早変わりすることをまだ誰も知らない。人前では輪ゴムをとらずに、完成形に向けてもう少し伸ばしてみよう。

そうそう。繰り返しになるが、僕は計画的な人間である。白髪が増えてきたら、センター分けのミディアムヘアにして、晩年の坂本龍一みたいにすることが既に決定している。しかし、これも一歩間違えると小泉純一郎みたいになるので、慎重さを忘れてはいけない。
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