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寝相を受け入れる

寝ているときの姿勢を気にするお客さんが多い。「わたし、うつ伏せで寝ているから直したほうがいいですよね?」とか「どうしても横になって丸まって寝ちゃうんです」とか。

何事も決めつけない、ふわふわした態度のセラピーをしている僕は、寝相については「野口整体」の考え方が好きです。

人は眠っている間に、もっとも疲れた(疲れやすい)部分の緊張をゆるめようとします。
身体にきく 「体癖」を活かす整体法

つまり、寝相はお悩みの「原因」ではなく「結果」だということ。結果を矯正したところで、根本的解決にはならないのはお分かりいただけると思う。ここで、いくつか本に書かれている分類を紹介しておきます。

仰向けで大の字になる人は、骨盤底部の緊張をゆるめようとしています。
丸まって寝る人は、脚をお腹に引きつけて下腹部で強く大きな呼吸をすることで、骨盤の開閉運動をして疲れをとっている。
布団や枕を抱きかかえて寝る人は、骨盤のまん中にある仙骨の動きに柔軟性がなく、胸の緊張が強いといえます。腕で抱きかかえると肩や胸がゆるみ、両脚の間に何かをはさむと、骨盤の中心にある仙骨も呼吸のたびに動きやすくなるから楽なのです。
うつ伏せになって片足を曲げて寝る場合は、もともと骨盤底部の緊張が強くなりやすいタイプが、限界以上にがんばって不安やストレスを抱えている場合に、この寝相になります。片足を曲げると骨盤底部がゆるみ、呼吸が楽になります。

だから、寝たいように寝ればいいのです。身体の神秘的な調整機能を信じることが大事。

このように、寝相からその人の骨格を分析していくのは占いみたいでおもしろい。でも、こういう本を読んでそこに偏ってしまうと、「わたし、骨盤がゆがんでいるからダメなんです」と冒頭のパターンに戻ってしまう。

でも、骨盤がゆがんでいるのは「原因」ではなく「結果」ではないでしょうか。足を組むのが骨盤のゆがみの原因だとよく言われますけど、それはあまりにも短絡的です。ではなぜ足を組みたくなるのか。生まれたときや過去の怪我、そのときに発生した硬膜の緊張が原因ではないか。そうやってもう一段階探っていくセラピーを、僕はやっています。

身体の専門家は、誰もがすべてを悟ったように発言しますが、身体の神秘はまだ誰も解明できていません。何事も決めつけはよくありません。

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