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上書きされた『ミニマリスト』とモノを減らすブーム

モノを減らすブーム

モノを減らすことが世界的ブームとなっています。『人生がときめく片付けの魔法』という本が爆発的なヒット。著者である近藤麻理恵氏は、TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれました。

この世界的なブームの背景を的確に捉えているのが、小池龍之介氏が書いた『貧乏入門』です。この本では「モノが増えると心が散漫になる」と説かれています。必要なモノでも不必要なモノであっても、所有するという行為は、心のどこかでそのモノのことを考えている状態。それは、意識にものぼらないミクロな単位かもしれません。しかし、それが積もり積もって頭のメモリーを占領するのです。

たくさんのメモリーが使われているパソコンが重たくなるように、たくさんのモノを持っていると頭の中がモヤモヤとします。反対に、モノを減らしてメモリーを解放してあげると、頭の中はサクサク動く状態になるのです。誰にでも経験したことがある「モノを捨てると心がスッキリする」というのは、つまりそういうことなのです。

モノを減らすハイ

僕がモノを減らしはじめたのは2010年。当時は仕事におけるストレスで悩んでいて、それを解決するためにストレス学やボディケアの学問に傾倒していきました。そのときに出会ったのが「モノを減らす」という精神的なメリットです。減らせば減らすほど心が晴れやかになり、嬉々として減らし続けていきました。

捨てることは快感に似たような感覚をもたらします。捨てるほどに感じる心地よさは、ある一種のハイな状態。捨てることが、人生を改善する特効薬のように思えてきます。しかし、ある一定の量まで減らすとそれはピタリと止まります。また、期間が経つにつれてモノが少ない状態に慣れてきて、「ストレスが軽くなった」という感覚が弱まってきます。

つまり、今まで余分に抱えてきたストレスが減っただけで、それは本来のココロの状態に戻るだけなのです。

Old RichとNew Rich

減らすブームを支えるもうひとつの背景は、価値観の変化です。

90年代から続いた物質至上主義。ブランドモノを身にまとい、シャンパンで乾杯し、移動はベンツ。そういったリッチ感が過去の産物になりつつあります。

これらの価値観を、ここでは「Old Rich」と呼ぶことにします。Old Richは、わかりやすい言葉を使うと「ダサい」感覚に変化しています。最近の「イケてる」感覚はブランドモノよりも手作り、シャンパンよりもサードウェーブのコーヒー、ベンツよりもランニング。ホリエモン的なキャリア論ではなく松浦弥太郎の仕事論なのです。時代は「New Rich」へと変化しているのです。

「New Rich」の価値観を持つ人の全員が、モノを減らしているとは限りません。でも最近の人の感覚は、たくさんのモノをクローゼットにしまっているのはなんとなくダサくて、シンプルなほうがオシャレなのです。

「減らすハイ」というメンタル的な推進力に加え、New Richへの変化がモノを減らすブームを加速させています。

『ミニマリズム』との出会い

「減らすハイ」を経過したのち、 僕は『ミニマリズム』という言葉に出会いました。ミニマリズムは、美術や建築の世界で使われる言葉。要素や装飾を最小限にする『ミニマリズム』という表現手法が1960年代から始まり、また、その芸術的志向を持つ人は『ミニマリスト』と呼ばれます。

「減らすハイ」を経過した人は、大きくわけると2つの道に進みます。ひとつは、モノを減らす精神的なメリットを残しながら、自分の元々の生活スタイルに戻る人。上京した人がJターンするイメージと似ているでしょうか。

もうひとつの道は、ミニマリズム的な美学に進む人です。それぞれをわかりやすく言い換えれば、「心がスッキリするだけで十分な人」と「少ないことにデザイン的な美しさを感じる人」となります。僕な後者の道に進み、ミニマリストという生き方を探求するようになりました。

ミニマルとミニマムの違い

ミニマリズムは『ミニマル』と『イズム』が組み合わさった言葉です。『ミニマル』と似た『ミニマム』という言葉もあり混同して使われやすいですが、意味は異なります。ミニマリズムの意味を理解する上で、この違いはとても重要です。

ミニマムとは決まっている範囲の中の最小。たとえば「最低賃金」で使われる言葉がミニマムです。それに対し、ミニマルとは絶対的な最小を意味します。つまり、ミニマムの領域よりもさらに最小に絞り込んでいくのがミニマルです。

では絶対的に少ないミニマルな状態が、すなわちミニマリズムかと言えば、そうではありません。『イズム』とは主義の意味ですが、その主義は「絶対的な少なさを求めること」ではないのです。「増やすことでは表現できない驚くような魅力を作り出す」ことが目的です。圧倒的に少なく、本質だけが残された『究極の洗練』とも呼べる状態は、強烈なインパクトと鮮烈な美しさを表現します。それこそが、ミニマリズムの要件といえるでしょう。

ミニマリズムとは

では、ミニマリズムが求める『究極の洗練』とは具体的にどういったものを指すのでしょうか。

ここで写真を引用します。これはフランスのオペラ座です。細部にわたって装飾が施された美しい建物です。この豪華絢爛なイメージは「足し算による美しさ」と言い換えることができます。 f:id:mlzk:20170926110416j:plain http://tabilover.jcb.jp/fra/staff/shop_info/cat3/jcb-26.html

それに対し、下の写真は引き算の美学を追求しています。 f:id:mlzk:20170926110707j:plain http://architecture-tour.com/world/spain/barcelona-pavillion/

これは、ミース・ファン・デル・ローエというミニマリストが設計した建築物です。ミースの哲学は、建物を骨と皮になるまで徹底的に削ぎ落とすこと。削ぎ落とされた建物には、最低限の装飾しかありません。装飾が少ない分、建物の構造や資材の質感がダイレクトに伝わってきます。むき出しの構造は大胆に設計されていて、構造と装飾の両方を兼ねています。足し算では生み出すことができない、不思議な存在感を放っています。

Less is more.

建築物や家具でミニマリズムを追求してきたミースは、「Less is more.」という言葉を好んで使っていました。「Less」とは「より少ないこと」です。直訳すると「少ないことは多くをもたらす」となりますが、少し意訳して「減らすことで表現できる本質の魅力」と理解するのがいいでしょう。

ミニマリズムのテクニックは、そのデザインや構造が機能しなくなるまで要素や装飾を排除することです。徹底的に減らしていくことで、本当に重要なモノゴトの本質を見ようとします。「AとBとCで成り立っている」という常識が、減らしていく過程で「Aがもっとも重要で、BとCは排除してもギリギリ成り立つ」とわかってきます。そうすることで、Aが本質であることをくっきりと浮かび上がらせるのです。

本質だけがクローズアップされた状態は、大胆かつ美しい。人はその常識はずれな存在感と美しさを見て、「すごい」と感嘆するのです。

God is in the details.

神は細部に宿る。ミースが使った「God is in the details.」という言葉は、「Less is more.」に並ぶ、ミニマリズムの手法の両輪です。

ミニマリズムが求めるゴールにたどり着くためには、減らすだけでは不十分です。減らしたあとには、細部の徹底的な調整が必要です。なぜなら、圧倒的に排除されたあとに残されたものは、他の要素が存在しない分、良くも悪くも一段とクローズアップされるからです。

細部の質や色、そしてバランスが全体に大きく影響するために、わずかなミスマッチも許されません。ミースの作品も、使われている資材がチープだとしたら、ミニマリズムの魅力は発揮できていないでしょう。

徹底的にこだわり抜かれた細部が、魅力的な全体を作り出しているのです。持ち物を減らす人が増えていますが、持ち物の数がミニマルであっても、それがすべて『ミニマリズム』と呼べる状態ではありません。ミニマリズムを揶揄する「Less is bore.(少ないことは退屈だ)」という皮肉がありますが、そうならないように、残された部分への細心の配慮が必要です。

Appleに学ぶミニマリズム 
/ ガジェット

Appleの商品は誰もが目にしたことがあるミニマリズム製品です。おもしろいのは、ガジェットそれぞれによって減らしている対象が異なることです。

『iPhone』はそれまで当然のように配置されていたボタンを排除しました。ボタンを一つまで絞りこむことで、画面が大きくなり、タッチスクリーン技術と組み合わせることで多くの役割を持たせることができました。

反対に『iPod Shuffule』には画面がありませんでした。「予想外が楽しい」というキャッチコピーで、シャッフル機能にフォーカスしました。このデバイスにあるのはスキップできるボタンだけ。つまり、画面の有無はその目的によって変わってくるのです。

また、初代『iPod』で画期的だったのがスクロールホイールです。このときのAppleのコンセプトは、どんな曲でも機能でも3クリック以内にたどりつけること。「ボタンを押す回数を最小にする」という、ユーザビリティーにミニマリズムを求めたのです。

これらのように、ミニマリズムは目的に対しての解決策を導き出す手段として有効です。減らす対象は異なっても、本質を導き出すテクニックとして役立っています。それは、目に見えるものだけではありません。iPhone、iPod、iPad、iMacなどのネーミングにもミニマリズムは存在します。限りなくミニマルな『i』という一文字は、その呼びやすさと革新的なイメージで強烈なインパクトを与えます。その結果、誰もが『スマートフォン』『パソコン』という総称でなく、製品の名前で呼ぶのです。

Appleに学ぶミニマリズム
 / Apple Store

Appleから学べるミニマリズムのテクニックは、工業製品を作り出すクリエーターのためだけのものではありません。誰でも暮らしに取り入れることができます。その参考になるのは、実店舗のApple Storeです。

足を運んでみるとわかりますが、そこには余計なモノが一切置かれていません。什器はシンプルだけどチープではない。広すぎず、狭すぎない間隔も居心地がいい。特徴的なデザインはなくても、「デザインされている」と感じる絶妙な空間。これは暮らしに取り入れやすいヒントになります。「減らす」「間隔を調整する」「シンプルで上質な家具にする」ことを取り入れれば、インテリアでもミニマリズムを楽しむことができます。

Apple Storeには数少ない製品しか置かれていません。一時期、スティーブ・ジョブズがAppleを離れたときには、たくさんの機種がラインナップされたこともありました。しかし、彼が復帰してからは、そのラインナップを次々と排除。2×2のマトリックス図を書いて、そのマスに当てはまる4製品以外を作りませんでした。縦のマスには『一般向け』『プロ向け』、横のマスは『デスクトップ』『ノートパソコン』だけ。

だから、Apple Storeに並んでいる製品から商品を選ぶのは簡単です。不要な製品を排除しているので、自分にぴったりのものが選びやすくなっています。

最小限の商品ラインナップに集中することで、ひとつひとつのクオリティは極めて高くなっています。ミニマリズムの手法は、『排除と集中』と言い換えることもできます。この『排除と集中』という発想を応用すれば、仕事の取り組み方や、暮らしの改善のテクニックとしても活用することができます。

スティーブ・ジョブズ=ミニマリスト


タートルネックにジーンズ、ニューバランスのスニーカー。これがスティーブ・ジョブズのトレードマークでした。彼は、このコーディネートを毎日着続けたことで有名です。イッセイミヤケのタートルネックについては、廃盤となっても着続けられるように、同じモノを100枚注文したそうです。彼は、自分が最高と思えるモノにフォーカスし、マイベストだけを着続けることを選びました。

ジョブズ以外にも「服装を選ぶ時間がもったいない」と、毎日同じ服を着る有名人はいます。しかし、注目するべきところは、ライフハックとしての「同じ服」ではなく、ミニマリズムの追求としての「同じ服」であることです。

スティーブ・ジョブスの行動、考え方、ライフスタイルには、どこを切り取ってもミニマリズムが感じられます。実際に彼の伝記に『ミニマリズム』『ミニマリスト的』という言葉が使われているように、ジョブズは作り出す製品以外においても、ミニマリズムを追求し続け、ミニマリストという生き方を体現した人といえるでしょう。

「ミニマリストとはどんな人ですか?」という質問にシンプルに答えるなら「スティーブ・ジョブズみたいな人」というのが、最も伝わりやすいのではないでしょうか。

上書きされた『ミニマリスト』

ミースやジョブズのように、ミニマリストとは『究極の洗練』を目指す人のことです。しかしながら、モノを減らすブームのなかで、『ミニマリスト』は「モノを最小限にする人」という意味で使われるようになりました。『ミニマリスト』という言葉が、過去の流れをしっかりと引用せずに浸透してしまったことは、とても残念です。

今では、『モノを捨てるハイになった人』を指す言葉として上書きされています。ミニマリストを名乗る人が冷蔵庫すら持たないようなエキセントリックな暮らしを公表しているので、奇抜なライフスタイルとして認識している人も多いようです。そういう流れもあってか、「モノは減らしたいけど、ミニマリストにはなりたくない」という意見も見かけられます。

日本でも多くの人がミニマリストを名乗るようになり、その意味が多様化してしまっています。そもそもミニマリズムは、要素を徹底的に排除するスタイルだったはずなのに、さまざまな要素を巻きこんで、複雑な全体像を作り上げています。

世界を転々とするミニマリストがいたり、幸福論を語るミニマリストがいたり、持ち物の数だって人によって違う。「いったいミニマリストとは何者なのか?」と混乱する人も多いでしょう。そこで、ここからは、ミニマリズムならではの「要素を排除する」というテクニックを使って、ミニマリストというスタイルを浮き彫りにしていきます。

ダウンシフター≠ミニマリスト

「減速して自由に生きる ダウンシフターズ」という本があります。この本で提唱されているのは、意識的に収入を減らす生き方です。自分に必要な収入を見極めて、それ以上は働かない。アンチ資本主義のような考え方で、たくさんの共感を呼んでいます。節約するためのライフハックとしてモノを最小限にしている人も、同じクラスタで括ることができるでしょう。

収入にとらわれず、余暇・心のゆとりなどを重視した考え方はNew Rich的であると言えます。「収入は多いほうがいい」という固定概念を排除し、やりたいことにフォーカスするという点ではミニマリズムを感じる部分もあります。しかし、「高収入は必要ない」という価値観はミニマリズムと直結するものではありません。ミニマリストは最低限の収入を目指すスタイルだと勘違いされやすいですが、収入の高低とミニマリズムの追求はまったく別の話です。

富を得て、働かなくなるのがダウンシフター。富を得ても、ミニマリストは精力的に働いているかもしれません。むしろ、たくさんの富があったほうがミニマリズムを深く追求できるでしょう。

スローライフ≠ミニマリスト

ダウンシフターに近い存在の一つに、スローライフという生き方があります。スローライフとはその名の通り、ゆっくりとした暮らしのこと。語源はファストフードの対義語として生まれた『スローフード』からきています。スピードと効率ばかり追い求める文化のカウンター的存在がスローライフ。

ダウンシフターは特に収入面に特化していますが、スローライフは、人間らしいナチュラルな暮らしを主張しています。ダウンシフターは食品添加物を摂っていても名前が持つイメージと相違しませんが、スローライフはナチュラルなオーガニックの食べ物がピッタリ似合います。僕もスローライフの考え方に共感しています。しかしながら、ナチュラルを追求するのがミニマリズムかというと、そこは完全に切り離さなくてはならないでしょう。

スローライフは、人間らしい暮らしのあり方を問うライフスタイル。それに対しミニマリズムは、暮らしだけでなくデザインや概念などにも存在します。そこに求められるのはナチュラルではなく、"不自然"なほどに切り落とすことによって見えてくるモノゴトの本質なのです。

ノマドライフ≠ミニマリスト

ノマドとは遊牧民のこと。転じて移動しやすい生活をノマドライフ、そのような働き方のスタイルをノマドワークと呼ぶようになりました。

ノマドの人は、移動しやすくするために、持ち物を減らす必要に迫られます。ミニマリストの持ち物も総じて少ないので、同じ存在として勘違いされやすいですが、ミニマリストは移動しなくてもミニマリストです。ホテル、ゲストハウス、別荘を転々とする必要はありません。カフェで仕事をする必要もありません。これは、過去のミニマルアーティストが全員ノマドでないことからも明らかです。

ノマドの人はその最大の目的が持ち運びできることです。ミニマリズムが求める『究極の洗練』ではなく、『モバイル主義』なのです。ハイパーメディアクリエーターの高城剛氏も、持ち物が少なく世界中を移動しているという理由でミニマリストと呼ばれていますが、移動性というノマドライフ的な側面が強いでしょう。

断捨離≠ミニマリスト

やましたひでこ氏が提唱した『断捨離』はすぐれたメソッドであり、ヨガ哲学でもあります。やました氏が師事した沖ヨガの教えに『部分即全体』という言葉があります。部分は全体を表すので、その人の持ち物は、その人そのものをあらわし、さらには宇宙の法則まで反映しているという考え方です。

持ち物は意識しないと次から次へと増えていくので、定期的に捨てる必要があります。それらを捨てていく過程で、自分の心と向き合うのが断捨離です。捨てられない理由を突き詰めることで、自分の心の癖が見つかっていきます。身体を動かしながら、自分の弱点と向きあうヨガの持ち物バージョンです。

しかし、ミニマリズムと断捨離は性質が違います。捨てるモノに焦点を当てるのが断捨離。ミニマリズムは残すモノに焦点をあてます。この2つは混同されがちですが、一緒にしてしまうと大変です。ミニマリズムを感じるインテリアにしようとしている人にとって、哲学的なことは不要なのです。ミニマリズムは、禅のように哲学的な側面も持っているとも言えますが、まずは美的感覚として認識するといいでしょう。それが、ミニマリズムをただしく理解するポイントです。

ライフハック≠ミニマリスト

収納・片付けの業界も「シンプル」「減らす」がブームで、たくさんの書籍が出版されています。これらの本に書かれているのは、「モノが少ないと部屋が散らからない」「ホコリがたまらない」「掃除がラクになって時短になる」といった内容がほとんど。それらは、ミニマリズムのインテリアの副産物としては存在しますが、本質ではありません。

「減らしてスッキリ、暮らしが楽になった」ではなく、「ミニマリズムを感じるインテリアが好きだ」という原動力を持つのがミニマリストです。

モノ・ミニマリストとリアル・ミニマリスト

ダウンシフター、スローライフ、ノマドライフ、断捨離、ライフハック。これらの5つの要素を巻き込んで大きな渦になったのが、最近の減らすブームです。そのなかで、ミニマリストを名乗る人が雨後の筍のように出てきましたが、この分類でスッキリと整理することができます。

ジョブズやミースをミニマリストを呼ぶなら、減らすブームで生まれたミニマリストとは区別して呼ぶ必要があります。僕は、持ち物にフォーカスしたミニマリストを『モノ・ミニマリスト』と呼び、古典的な意味のリアル・ミニマリストを単に『ミニマリスト』と呼んでいます。

モノ・ミニマリストは「モノが最小限」という共通項がありながらもライフスタイルはさまざま。その人の主義はミニマリズムではなく、「働きたくない」など別の信念を強く持っている場合もあります。

だから、色々な人が『ミニマリズム』という言葉を使ったり、「私はミニマリストです」と言ったりしても、惑わされないようにしなければなりません。ミニマリズムとは「Less is more.」であり「God is in the details.」です。そして、Appleの製品や店舗、ジョブズの生き方でそれを身近に感じることができます。

ちなみにジョブズのデスクは散らかっていますし、書物もたくさん持っています。さらには同じ服を100枚も持っていたので、モノ・ミニマリストではありません。

以上が、僕が考えるミニマリストの定義と、モノを減らすブームの全体像です。
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