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健康のための運動が「レベル上げ」になっていませんか?

健康になりたい。これは、人間の本能です。だから、みなさん一生懸命トレーニングをしたり、運動をしたりします。

運動をするとエンドルフィンやドーパミンが出て、脳が喜びます。しかし、その刺激は麻薬のようで、「もっともっと」と不必要に高みを目指すようになってしまう。これは、僕の大好きな「いのちの輝き」という本で、著者のフルフォード博士も指摘してます。

アメリカ人は、自分でもその異常さに気づかないまま、からだを動かすことに夢中になっている。ある方法に夢中になり、それを極端にやりすぎて、からだをよくするどころか、逆に悪くしている人があまりにも多いのである。

「健康のために」とはじめたのに、ゲームのレベル上げのように夢中になってしまうのです。そう考えると、自宅や電車で延々とゲームをしている人と、ジムでマシントレーニングをしている人は大差ないのかもしれません。どちらもほどほどならいいですが、夢中になると本来の目的から離れていってしまうのです。

フルフォード博士は医者なのですが、こういった過度の運動やトレーニングで不調になった患者があまりにも多いらしく、書籍のなかで具体的に嘆いておられます。

性懲りもなくけがを繰り返しているのにもかかわらず、サッカーをやめようとしないからだ。健康でいようという意思がサッカーをしたいという欲望に負けてしまうのである。
ウエイトトレーニングで、レンガのようにかちかちのからだになってしまった人が大勢いる。なぜそこまでやるのか?あんなに固くなってしまっては呼吸もしにくくなる。
エアロビクスは呼吸運動を刺激する、すぐれた運動のひとつである。しかし、これもほどほどにやらないとめんどうなことになる。エアロビクスのコツは、インストラクターの指示を無視して自分のペースでやることにある。

さらに、ダイエット法のように次から次へと現れるフィットネスの新説にも否定的な態度です。理論よりも「その人が楽しんでいるか」「その人に向いているか」を重要視しています。心と身体を一緒に見るホリスティックな見解です。

フィットネスの新説に惑わされないことだ。楽しくないことをやってもいやになるだけであり、いずれは運動の効果に劣らず大きな否定的感情からの悪影響を受けることになる。その人に向いてさえいれば、激しい運動も悪くない。しかし、向いていない人がやっているケースが多いのだ。膝が故障しかかっているのにジョギングをつづけ、やめようとしない人たちを、わたしはたくさん知っている。
ウォーキングこそ最高の運動だという医師が多い。 ー中略ー 世の中に最高の運動、完全な運動などというものはあるはずがない。人には個人差があり、からだが要求しているものはそれぞれみんなちがう。

多分に否定的なフルフォード博士ですが、運動のなかでもヨガについては「さまざまなタイプの人に向いている」と説いています。しかし、それも決して無理をしないようにと忠告しています。

ヨーガで唯一心配されるのは、アメリカでは万事がそうなのだが、それをする人がほかのだれよりも美しく、激しく、長くしようとすることだ。その結果、自分の能力の限界をこえてストレッチし、からだをこわしてしまう人がたえない。インストラクターのペースではなく自分のからだのペースでやってほしいものだ。

そんな忠告ばかりのフルフォード博士。それでは、彼はどんな運動をやっていたのか。

わたしの経験では、運動のなかでいちばんいいのはストレッチである。毎日10分のストレッチをつづければ、心身がととのい健康的なパターンが身につく。そのパターンは神経系に刷り込まれ、終生の習慣となる。

毎日10分のストレッチ。これに加えて瞑想とバランスのよい食事を行い、フルフォード博士は92歳まで生きました。10分のストレッチではものたりないと思う人もいるかもしれません。しかし、継続すればパワフルな効果を生むし、何よりも安全なので歳を重ねながら続けられる運動なのです。

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