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— 丸山和訓のブログ —

僕の中の『美味しんぼ』

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銀座のお多幸で忘年会をしてきた。いなせな雰囲気の店内には出汁の美味しい香りが充満し、楽しそうな笑い声で賑やかだ。

メンバーは僕を含めて4人。皆様オトナの嗜みを知ってらっしゃる方々で、銀座がよく似合う。こちらも西荻窪代表として恥ずかしくない立ち振る舞いをしなくては、と気合いがはいる。

まずは食べ物の写真を載せておこう。

牡蠣の天ぷら。サクサクの衣と牡蠣の旨味。つゆにつけるとジューシーさが倍増だ。 f:id:mlzk:20171219225110j:plain

大根、他。大根の打点の高さがポイント。 f:id:mlzk:20171219225125j:plain

はんぺん。「スフレのようなやわらかさ」といったら美味しくなさそうな表現だが、そんな食感。感動する舌ざわり。 f:id:mlzk:20171219225627j:plain

美味しい食べ物を目の前にすると、『美味しんぼ』の話になるのが自然の摂理。誰かがネギを食べていると、ネギ鉄砲の話になった。天然パーマの富井副部長が熱くて飛び跳ねるシーンが有名だ。

たしかアニメにもなった回なので誰もが知っていると思っていたら、4人中2人しか知らなかった。これはおかしい。そう思って覚えているエピソードをお互いに共有してみたら、ことごとく違う。「わたしが覚えているのは宮城の回ですね」とか言われても、こちらはその回をまったく知らない。僕が覚えているのは、アンコウの回と、モヤシの回と、枝豆の回と、双子のラーメンの回なのだが、みんな知らないらしい。昆布をウニが食べる話だけ、数人が覚えていた。

たくさんの回がある漫画なので、みんなそれぞれの『美味しんぼ』があるんだなと感じた。『美味しんぼ』はその人に沿って形を変えるのだ。

それぞれの『美味しんぼ』はあるが、物語について共通の見解もあった。それは「山岡と栗田は結婚しないほうがよかった」ということだ。作者を差し置いて外野が色々と意見するのはいけないことだが、あのストーリー展開よりも良い案がある。僕が考える『美味しんぼ』はこうだ。

お互いに好意を持ちながらも、自分の気持ちに素直になれない二人。特に山岡は、家庭を大事にしなかった海原雄山を見てきたこともあって、「家庭をもつ」ということに臆病になってしまう。栗田と度々に近づくが、気持ちとは裏腹に拒絶するような態度をとってしまう。

そんなハッキリしない関係にモヤモヤしている栗田に良縁が舞い込む。地方の出版社から東西新聞にヘッドハンティングされた男性だ。仕事もできるが人格者でもあり、栗田に結婚を申し込む。山岡への想いを振り切るように、栗田は結婚を決意する。

都内の豪華なホテルで開かれた結婚式。富井副部長は飲みすぎて、披露宴の途中で寝てしまった。新婦の同僚という形で紹介された山岡はアンコウの吊るし切りを披露し、特上のアン肝を振る舞う。本当に美味しい時期のアン肝は、フォアグラに勝るのだ。

披露宴も終わり、二次会に流れ込む東西新聞のメンバー。富井副部長も酔いが醒めたようで周りを仕切り出した。しかし、山岡は脱いだジャケットを銭湯のタオルよろしく片方の肩にかけ、立ち去ってしまう。「あれ、山岡さん二次会は?」と呼び止められるが、「ちょっと野暮用があるんで」と夜の闇に消えていく。

山岡は料亭『岡星』に来ていた。「あれ、今日は栗田さんの結婚式でしたよね?」と店主。一点を見つめ、何も言わずに日本酒を飲む山岡。山岡の気持ちを察するように暖簾をさげ、「今日はゆっくりしていってください」と店主は言う。話の最後は岡星の外観の引きの一コマと、二次会で微笑む栗田の一コマ。

こんなストーリーがいいと思うのですがいかがでしょうか。なんだか銀座のオフ会の話からだいぶそれましたが。どなたか韓国ドラマ風『美味しんぼ』ストーリーを考えてくれませんか?ハッピーエンドで。

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