Malzack Blog

— 丸山和訓のブログ —

コロッケは塩で食べるにかぎる

ひとつ謝らなければならないことがある。

過去に僕は塩派を非難する記事を書いた。なんでも塩で食べる人を「気取っている」とバカにしてきたのだ。

僕が住んでいる西荻窪には、星の浜食堂という沖縄料理屋さんがある。ソーキそばが食べたくなると立ち寄るお店なのだが、今回は少し趣向を変えて『沖縄コロッケ定食』を注文してみた。

紅芋と田芋のコロッケに、タコスボール、香りの良いアーサー汁に、甘じょっぱい小鉢。うん、やっぱりこの定食にして正解だったな。

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ところが僕の心に引っ掛かったのが、ケチャップと並んで置かれた「塩」だ。なんだ、また塩の登場か。ノコノコと出てきやがって。心の中でつぶやく。

「塩は素材の味を活かす」というのが塩派のおもな主張だ。その論法からすると、コロッケは素材の味というより調理の味を楽しむものだから、塩は向いていないと思う。ほくほくとしたコロッケはソースなど味がしっかりとした調味料で食べるのが当然だ。塩なんてありえない。

しかし試しにこのコロッケを塩につけて食べたとき、僕は塩のパワーにひれ伏すしかなかった。紅芋も田芋も素材に甘みがある。そして、星の浜食堂のコロッケは、揚げることでふっくらとした甘味を完璧に閉じ込めている。

その豊かな甘味を損ねずに一層引き立てるのは、悔しいことに塩の一択だ。粒の大きな塩は塩気もやわらかく、芋の甘味とバランスよく伸びていく。

もしこれが美味しんぼのワンシーンなら、僕は机に突っ伏して泣き出し「僕が間違っていました」と負けを認めるだろう。

最近、アニメ「美味しんぼ」を観すぎて味覚も変化してきたのかもしれない。最後になりましたが塩派のみなさま、やっぱり塩もいいですよね。今まで申し訳ございませんでした。

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