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— 丸山和訓のブログ —

肩コリになりにくい頭の使い方

前回の記事で、疲れにくいカラダの使い方を紹介した。立ち仕事の人には特に役立つし、デスクワークの人も行き帰りの電車の中で意識してみてほしい。

しかし最近の人々の疲れは、全身疲労というより頭の局所的疲労といえる。PCを使う時間が圧倒的に増えたし、また、暮らしの大半はスマホにかじりついているのが現代だ。カラダ全体の使い方も大事だが、頭をラクに使う方法も覚えておいて損はない。

頭の使い方も基本的にジャンケンの"グー"と"パー"で考える。グーは緊張で、パーはリラックスだ。

まずは正面の図。

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この記事を読んでいるあなたの頭はリラックスしているだろうか。眉間にしわを寄せ、こめかみを締め付け、歯を食いしばり、口元もとんがっているならそれは完全なる"グー"、つまり赤色の矢印にエネルギーを集めている状態だ。

それとは真逆、青色の矢印の方向に意識を広げてあげよう。頭皮から30cmくらい外側を意識するくらいでもいいだろう。やってみると姿勢も変わってくるかもしれない。頭の内側がぽっかりラクになるのが感じられるだろうか。

次に横からの図。

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前方に力が集まりすぎている状態が"グー"だ。それを脱するためには、"パー"になって反対の意識を持つといい。アレクサンダーテクニークというソマティック心理学では「Stay Back」と呼ぶらしい。正しいボディバランスを保つために、常に後ろ側を感じるのだ。首元もキュッと引っ込めやすいので、それも"Stay Back"。反対側の意識でゆるめてあげよう。

ここで注意が必要なのは、頭を動かそうとしてはいけないということだ。動かすというのは筋肉を使う行為。いまやりたいのは、固めている筋肉をリラックスさせることだ。胸が緊張している人は猫背になる。そのときにやらなければならないのは、胸をそらすことではなく胸の緊張を解くことだ。それと同じ。

"パー"を意識すると、勝手にアタマが動く。「動かす」のではなく「意識するだけで勝手に動く」が正解。うまくいくと呼吸がフーッと深くなって、ゆるゆると自然に後ろ側に傾くはずだ。

さて、現在肩コリに悩んでいる方に質問がある。肩コリするほど肩を使っていますか?

野球のピッチャーなら肩が疲れるのはわかるけれど、肩を使っていない人がなぜ肩が凝るのだろうか。その原因は画面とにらめっこしている頭にあるかもしれない。頭のしめつけが起こると、首と肩は頭側にひっぱられるからだ。試しに梅干しを食べたときのような酸っぱい表情を強調してみてほしい。おそらく首も肩も緊張する。頭が原因で首と肩が疲れるのがお分かりいただけるだろうか。

頭が緊張しているのなら、ゆるめるべきは頭だ。ストレッチやマッサージも応急処置としてはいいが、"パー"の意識を持つことが抜本的改善の糸口になるかもしれない。習得には時間がかかるが、試してみる価値はあると思う。

まぁどんなにラクにカラダを使っていても、それがハードワークだったら、疲れゼロ、肩コリ知らず、というわけにはいかないですけどね。いつもお仕事お疲れ様でございます。この記事が少しでもカラダがラクになるヒントになれたら幸いです。

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