Malzack Blog

— 丸山和訓のブログ —

ライフワークの見つけ方

Twitterで流れてくるタイムラインを見ていると、世の中のテーマが見える。

最近のテーマは、働き方だ。誰もが働き方に疑問を持っている。

ブラック企業を叩くTweetはよく拡散される。いわゆるパワハラや人間関係のいざこざだ。「それはひどい」「その気持ちわかるー」という思いがリツイートとなって大きな渦になる。一時期ほどそういった体育会系の労働環境はなくなったと思うが、まだまだそういうトラブルも多いようだ。資本主義は基本的に右肩上がりを目指すものだが、人口が少なくなってきているので毎年の前年比クリアは難しい側面がある。資本主義も、それに準ずる企業体質も頭打ちの印象を受ける。

資本主義の代替えを提案する人もいる。たとえばスローライフ的なベーシックインカム思考の人だ。ベーシックインカムは僕が知る限り、5年以上前から話題にのぼっていた。当時はまだ現実味を帯びていなかったが、今ではたくさんの賛同者を得て具現化する勢いを見せている。最低限の生活の保障があれば安心できるし、誰もが好きなことに没頭できる世の中になる。その代わり、尻に火をつけるような資本主義経済に比べて、大きな経済成長が実現できない懸念もある。

組織ビジネスから個人ビジネスへ。この流れも強い。発信力を身につけてブロガーやユーチューバーになろう。そういった類の活動も多く見られる。たしかに面白いコンテンツをつくる才能があれば、無名からでも一気にスターになれる世の中になった。しかし、とにかく目立とうとするあまり、炎上する人があとをたたないし、「炎上したほうが広告収入が増える」というわけのわからない世界でもある。

しかもインターネットを使って有名になるには、やはり才能が必要だ。誰がやってもうまくいくはずがないと思う。PVを集められないと無能であるということではなくて、ほかの才能があるということだ。たとえば、金メダルを取った羽生君はやっぱりブロガーじゃなくて、プロスケーターが向いている。平たく言ってしまえば、適材適所なのである。

自分の経験を活かして他の人の悩みを解決してあげる。そういった個人ビジネスも流行っているようだ。これはたぶん15年以上前から流行っている情報商材と根本的には構造が一緒だ。この手の話は、お金、キャリア、コンプレックスが稼ぎやすいようだ。どの業界も玉石混交なので、こういったビジネス自体が悪いわけではない。でも、人の悩みを扱うのはとても大変だ。単に自分がうまくいった方法を教えれば済む話ではない。悩んでいる人は必死なので、提供する側の人間性も問われる。

僕は自分の好きなことを仕事にしている。好きだったら生活はなんとかなる。サラリーマンから転身してみた感想はこれに尽きる。別に資本主義に怒りは感じていないし、ベーシックインカムにも興味がない。ブログをいっちょまえにやっているが、やっぱりもっと才能がある人がいて到底かなわない。

ボディワークをやっているので、心身の悩みを取り扱う。とはいっても、誤解を恐れずに言えば誰かのために献身的にやっているのではない。これが僕のライフワークなのである。いくらやっても疲れないし、お金をもらわなくてもやりたいことだ。自分のためにやっていることが、たまたま人の役に立っているのだ。

誰もがいまの働き方に疑問を持っている。でも社会の流れは個人では変えられない。嘆いたり怒ったりしても何も変わらない。企業が合わないからといって、いきなり農業をはじめるだけが正解ではない。「働き方を変える」が「どうやったらお金が稼げるか」という風になってしまうのも何だか極端な気がする。

僕のおすすめは、自分のライフワークを見つけることだ。働き方をあれこれ変えようとするよりも、まずは自分が楽しいと思えることにエネルギーを注入することだ。その結果として、働き方が変わってくるのが理想だと思う。

働き方の常識は今後間違いなく変わってくる。そのときのために、今の仕事をしながら、少しずつ自分のライフワークとつながる時間を設けてみてはいかがだろうか。

ここで、ライフワークを見つけるための良い質問がある。あなたが、他の人よりもお金を費やしてきたものは何ですか?

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