Malzack Blog

— 丸山和訓のブログ —

メメント・モリ

僕は、死ぬのが怖い。

自分はいずれ死ぬ。それを知った幼少の頃から、僕はずっと死ぬのが怖くてたまらない。比べたことはないが、そのやり場のない苦しみは他の人よりも深いほうなのかもしれない。子供の頃はよく夜中に目が覚めて、頭をかきむしるほどだった。

メメント・モリ。ラテン語で「自分が死ぬことを忘れるな」という意味だ。毎日を悔いのないように過ごすための前向きな格言としている人もいるが、僕はその言葉に思わず目を背ける。

今日が人生最後だったら、今日やろうとしていることは本当にやりたいことだろうか。スティーブ・ジョブズは自分自身にそう問いかけ続けた。僕は自分の好きなことを仕事にしている。だから、ジョブズの問いに対しての答えはイエスだ。でも、堂々と立ち尽くし、胸を張って言えるほどに僕は死を受け入れられていない。

僕は死にたくない。長生きしたい。その本能的な欲求が、カラダへの興味を掻き立てているのかもしれない。

人間の細胞も生と死を繰り返す。それが繰り返されることで人間は形成されている。人類をひとりの人間として考えると、僕は細胞のひとつに過ぎない。細胞のひとつが、いくら死にたくないと足掻いたところで、死は当たり前のように訪れる。

しかし、細胞に課せられた使命とは、がむしゃらに生きることではないか。細胞は人間と違って自分が死ぬことを知らないが、死ぬときがくるまでなるべく長く生きようとするのが役割である。僕も死の恐怖に怯えながら、ただ生きていくしかない。

僕は医者でも治療家でもない。でも、僕のセッションで多くの人が少しでも長生きできたらいいな。なんともおこがましいが、そんな風に本気で思っている。

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