丸山和訓 × Blog

セラピスト・丸山和訓のブログ

グーチョキパー理論

前職でロールプレイングコンテストなるものを運営していました。接客販売の技術をロールプレイ方式で順位づけする、なんとも「上から目線」のイベント。僕は運営する側なので気楽なもんでしたが、やらされる販売員側はたまったもんじゃないですよね。

「こころとからだのつながり」を研究している僕は、ロールプレイングの観察をしながら、緊張しやすい人と緊張しにくい人を分析していました。

人の感情は、表情や仕草にあらわれます。そして、それはジャンケンで置き換えてみるとおもしろいことがわかりました。

すごく緊張している人はジャンケンの「グー」に見えます。頭を締めつけているような印象で、重心はズーンと真下におりています。自分の殻に閉じこもっている状態で、視野が狭い。耳もふさぎがちなので、話しかけると「えっ?」と聞き返されることがあります。無表情で呼吸がまったく聞こえない様は、まるで岩のようです。

誰でも緊張すると「グー」の要素が強まります。でも、「グー」以外のタイプの人もいます。

「チョキ」の人は、カラダを直線的に横や縦に動かします。表情は眉間に力が集まって、ちょっと怖い。フンフンとした呼吸は、例えるなら試合直前のボクサーみたいな感じです。緊張をごまかすように早口でしゃべるようなタイプも「チョキ」に分類しています。お笑い芸人が先輩にいじられたときの「ちょっと待ってくださいよー!」は、完全にチョキです。発言も声色もチョキだし、半身になって手を前に出すあの感じは、チョキ以外のなにものでもありません。

最後に「パー」。「パー」の人はわかりやすい。表情はやわらかく、眉毛が上にひらいている感じ。呼吸はゆったりしています。両手をひらくような仕草をするのも「パー」の人の特徴です。緊張レベルはもっとも低いですが、せわしない「チョキ」の人から「ノロマ」という不名誉なレッテルを貼られることもあるでしょう。

このグーチョキパー理論を使って、身の回りの人や自分自身を観察してみるとおもしろいですよ。「おっ、グーとチョキが戦っている」なんてこともあって、客観的な視野が身につきます。

緊張しやすくて困っている人は、まず自分が「グー」になっていることに気づきましょう。そして「パー」になるように意識しましょう。「パーになれ!」なんていうと、アントニオ猪木みたいでアレですけど。

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