Malzack Blog

— セラピスト・丸山和訓のブログ —

ミニマリズムの陰と陽

東京の阿佐ヶ谷駅にあるミートソースパスタの専門店『ミート屋』に行った。

店主が意識しているかどうかはわからないが、お店のマーケティング手法はミニマリズム的であると言える。看板の大きな『ミ』の字がミニマリズムの『ミ』に思えてくる。

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メニューをひとつに絞ることで実現できることがある。材料のストックが楽になるので、省スペースで営業ができる。ワンメニューなので提供も早い。お客さんが選ぶのも早い。つまり回転率がよくなる。そしてもっとも大きいのは、ひとつの味を追求できることだ。すべてのエネルギーをひとつのことに注入できるのがミニマリズムの強さだ。

ミニマリズムのもうひとつの強みは、強烈なインパクトが残せること。ミートソースの専門店と聞けば、誰もが食べてみたくなるはずだ。だから遠くの人も足を運んでくれる力を持つ。こうやってブログに取り上げられることも多いだろう。

ここまで書くと「やっぱミニマリズムすげー、ミニマリズム最高!」ってなる人もいるかもしれないが、デメリットも知らなきゃいけない。陰と陽はつねに一対なのだ。

例えば、どうしてもペペロンチーノを食べたいお客さんがいるとき。どんなに美味しいミートソースを用意しても、他のお店に行かれてしまう。毎日通うヘビーユーザーにも弱い。どんなに美味しいミートソースも毎日食べたら飽きてしまう。その点チェーン店はいくつものメニューを用意している。味はそこそこでも毎日選ぶメニューを変えて飽きずに通うことができる。

つまり、遠くから来てもらうパワーを持つ反面、近隣の人の囲い込みに弱いのである。

しかしそれは飽くまでも原則である。ミート屋に訪れたのははじめてだったが、店員さんの対応が明るく元気で心地よかった。「いつもありがとうございます!」「あれ髪型変えたんですねー」なんてフレンドリーな対応をされたら、僕は足繁く通ってしまうだろう。

もちろんパスタもおいしゅうございました。ご馳走さまでした。合掌。

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