丸山和訓 × Blog

セラピスト・丸山和訓のブログ

小顔セラピーの是非

f:id:mlzk:20190105102143j:plain

クレニオ・セイクラル・セラピーに小顔効果を求めるには、ちょっと忍耐が必要かもしれません。よい影響を与えるのは間違いないのですが。

頭蓋骨の模型を見てわかるとおり、そこに隙間はほとんど存在しません。頭や顔が大きい人は、隙間が広がっているのではなく、骨自体が大きいか、もしくは骨の外側の組織が浮腫んでいるかのどちらかです。

ですから、「骨を縮めて顔を小さくする」というテクニックは構造的にありえません(やっているとしたら、それは脳圧を高めるので健康によくありません)。できるのは、浮腫みをなくすことです。その浮腫みの原因は、骨同士がむしろ圧迫していることで起こります。血液などが頭に溜まって、首から下に降りにくくなっていたり、左右非対称になって顔まわりの筋肉が緊張したり。

クレニオ・セイクラル・セラピーには、小顔効果が期待できます。でも、頬や鼻など、お顔に対するアプローチはあまり積極的にやりません。頭頂部、側頭部、後頭部と、頭蓋骨の大きなパーツを何度もゆるめていきます。また、頭蓋骨だけでなく、骨盤も胴体もやります。

そもそもが健康目的なので、リフトアップやフェイスラインをスッキリさせるという趣旨がありません。なので、小顔目的のお客さんからすれば、「そんなところ、やってほしいわけじゃないのに」という疑問が浮かぶと思うのです。

ですが、バランスを考えると、それが正しいステップと言えます。頭蓋骨をやる前に胴体をやったほうが循環が良くなるし、頭蓋骨の大きなパーツがゆるんでから、お顔の骨をやるのが安全です。

頭蓋骨の大きなパーツがゆるまないうちに不自然にお顔を矯正すると、その違和感やストレスが脳に影響することもあります。それが自律神経やホルモンの乱れにつながり、その結果として肌がボロボロに。あれ、美容目的が巡って巡って、美容に悪影響になってますね。

そもそも、美しさとは健康の先にあるものだと思います。なので、僕をはじめ、クレニオセイクラルのセラピストは、「どうやったらお顔が小さくなるか」という目線でからだを診ません。からだのどこにシワ寄せが行っているのかを探して、健康を増進するのが仕事です。

でも、お顔や頭の浮腫みがとれる人がいるのは事実です。それを大っぴらに掲げるのは上品ではないですが、それを期待してリピートしてくれるのなら、それでも良いのかもしれません。「実は小顔の効果に期待していたんですけど、こんなに健康になるなんてビックリしました」。そんな流れもあっていいですね。

健康の先に美容がある。これまではそう思っていましたが、美容の先に健康もあっていいかな。いずれにしても、クレニオ・セイクラル・セラピーは、意味のある場所、安全な順番で進めていきます。

問い合わせ先
malzackblog@gmail.com

プライバシーポリシー
© 2014 - 2019 丸山和訓