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セラピスト・丸山和訓のブログ

触れるだけでゆるむ理由

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世の中には、「触れるだけ」のワークが意外とたくさんあります。「手当て」はまさにそうだし、「レイキ」や「気功」などのエネルギーワークも同じ種類に括られるかもしれません。後者のほうは「触れない」こともありますが。

これらの療法は、眉唾っぽく感じる人も多いようです。そこで、客観性のある視点から、これらの療法を解析してみることにしましょう。『人は皮膚から癒される』から紹介していきます。

まずは、触覚。皮膚は心地よい感覚を受け取ると、脳に「快」のフィードバックを送ります。そうすると脳が全身に「リラックスしていいよ」と信号を送ります。コリが瞬時にほぐれるわけではないですが、ピンと張りつめていた緊張の糸がゆるみます。反対に、皮膚が不快な感覚を受け取ると、脳は全身に「緊張せよ」と信号を送るので、糸はピンと張りつめます。

これは、ベルベットなど、肌触りの良いものに触れるだけでも同じ効果があります。ただし、人間の手のほうが、脳の反応が高いことがわかっています。それも、素早くではなく、ゆっくり触れるとリラックスするようです。「触れるだけ」でもリラックスします。

次に、温度。ひとは温かさを感じるとゆるみます。だから、ホッカイロなどで心地よい温度を与えると、からだはリラックスし、こころも温かくなります。簡単に言ってしまえば、ホッとするんです。ただし、これについても、ホッカイロより人間の手に軍配があがります。

では、なぜベルベットよりもホッカイロよりも、人間の手のほうが優れているのでしょうか。そこで、ホルモンの視点から見ていきましょう。人間は、触れたり、触れられたりするだけで、オキシトシンというホルモンが出ます。(触れるほうもホルモンが分泌されるのがおもしろい)

オキシトシンは脳で、リラックスを促したり、痛みをやわらげる働きをもっています。セロトニンとも関係しているので、不安や抑うつを軽くする作用もあります。人の手で触れられると「なんかいい」というのは、ホルモンの視点から説明できるのです。

ここまでが、どなたにも理解しやすい「触れるだけでゆるむ理由」です。だから、マッサージチェアよりも手のほうがいい。温泉もいいけど、手で触れることでしか癒せないものもある。人工知能の話題がよく取り上げられるようになりましたが、僕のお仕事はしばらく安泰のようです。

人は皮膚から癒される

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