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「悪い姿勢」の隠れた原因

とりあえず、からだにまつわる不調は「結果」として考える。

「姿勢がよくないので、意識して背筋を伸ばしてください」なんていうセラピストが多いんだけど、悪い姿勢は「結果」として起こると考え、そういう目線でからだを紐解いていくのが正しい。

改めて考えよう。姿勢が悪くなるとき、からだには何が起きているのか。

まず考えられるのは、肉体疲労。姿勢を保つための筋肉が疲れてくると、前傾になる。

あとは、ストレスがかかったときの神経疲労。落ち込んでいる人を想像するとわかりやすい。脳がストレスを感じると、自律神経のはたらきが低下する。呼吸は浅くなり、消化も鈍る。その内臓の重さに引っ張られるように、からだは前傾する。

だから、僕たちセラピストができることは、肉体疲労、神経疲労を回復させることだ。別にクライアントは自ら積極的に悪い姿勢にしようなんて思っていない。どうしようもなくそうなってしまうのだから、それを原因かのように指摘してはいけない。

前傾が慢性化すると、それにあわせて筋骨格がゆがんでくる。こうなると「良い姿勢を意識する」くらいでは変化しにくくなってくる。定期的にバランスを整えてあげて、自宅でもストレッチやヨガを続けてもらうようにしている。そうすれば、ちょっと意識するだけで姿勢が保ちやすくなる。

姿勢、姿勢と口うるさく言われて、猫背の人は指摘されるだけでうんざりだ。セラピストは人のせいにせず、自分のできる仕事を粛々とやるのがいい。言われなくても、みんな姿勢は気にしているんだから。

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