丸山和訓のマニアックな話

丸山和訓のブログ

ミニマリストになっても幸せになれなかったあなたに

2010年頃にミニマリストになった。逆算すると、もう10年もミニマリストというライフスタイルを実践していることになる。

実体験から言うと、ミニマリストと幸福には関係がない。なのに「モノが少ないほうが幸せ」という説がまかり通っていて、それを信じてしまう人が後を絶たない。その理屈が成り立つのであれば、発展途上国のほうが幸福ということになってしまうのだが、こういう当たり前の批判も、ミニマリスト界隈には響かない。

モノを捨てるとストレスが軽減する。この事実に間違いはない。「モノを所有する」という行為は、頭のなかのメモリをわずかながらに消費する。それが積もり積もれば、ある程度大きなストレスになる。

モノを所有するストレスを、ここでは「モノ・ストレス」と呼ぼう。モノを捨てることで、「モノ・ストレス」は軽減するが、ご存知の通り世の中にはもっとたくさんの種類のストレスがあって、「モノ・ストレス」以外を解決することはできない。

たとえば、職場ストレス、電磁波ストレス、食品ストレスなどがあって、そのストレスの和を仮に100とする。この100に加えて「モノ・ストレス」の20が乗っかっていて、総量が120くらいになっているのが、ミニマリスト以前の状態。

モノを減らせば「モノ・ストレス」の20は解消されるが、それ以外のストレスの100は現状維持のままである。依然としてストレスはあるわけだが、ミニマリストはこの120から100に減った20を「気持ちいい」と感じて、情報発信しているのである。

モノを捨てまくることは、ストレスの総量を減らすのに手っ取り早い。しかし、モノが少ない状態に慣れると、見せかけの幸福感は消えてなくなってしまう。「そんなことないよ」という人もいるかもしれないが、ミニマリスト10年の僕が言うのだから、あながち間違ってはいないと思う。

つまり、ミニマリストは人生を解決する手段にはならない。ミニマリストになった後は、別の努力が必要なのだ。その分野については僕しか書けないこともあるので、このブログの更新を楽しみにしてほしい。

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