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ミニマリストの物欲がこじれて、自己顕示欲、金銭欲へとスライドしている件

これは批判ではなく、それだけ人の欲望はコントロールするのが難しいというメッセージである。僕自身への戒めでもある。

「老後にはこれだけお金がかかりますよ」などと、ニュースは不安を煽る。賃金はあがらず、ボーナスも出ない。

そこで、思いつくわけだ。「そうだ、ミニマリストになってモノが欲しくないことにしよう!」と。 しかし、「モノなんて欲しくない、欲しくない」と言い聞かせるが、本心では欲しいのである。その気持ちに無理やりにフタをするので、別の欲望として変身する。

「よし、私の素敵な暮らしを皆にシェアしてやろう」と思うようになる。冷静に考えて、自分のクローゼットや部屋を人様に見せるなんて普通の神経ではない。相当な自己顕示欲がないとできない。でも、その様子を人に伝えないと、自分を保てないのである。仮に幸福だったらひとりでそれを味わえばいいのだが、「見て見てー」と自己顕示したくなるのだ。これは、高級ブランドを見せびらかす行為と変わらない。

そんな感覚で発信をしていると、少しづつ注目される。フタをした物欲は今度は金銭欲に姿を変える。「この発信をお金にしたい!」と強烈に思うようになるのだ。「モノが欲しくなければお金がかからない」という発信でお金を稼ごうとする、なんとも矛盾した行動に出るのだ。

これだったら、最初からコツコツと貯金をして、欲しいモノを手に入れて「やったー!」と満足するほうがよっぽど健全だ。物欲をこじらせて、わけのわからん欲望でまた自分を苦しめるのは滑稽なようにも見える。

ここまで書いてきたが、欲望をこじらせるのはミニマリストが特別に未熟だからではない。人は誰だって未熟なのだ。ヨガの教えでは、自分の欲望を律するためには、12年かかるとされている。こじらせながらも、それでもなんとかしたいと思い、ダークサイドに堕ちそうになりながらも、また謙虚さを取り戻す。ミニマリストの皆様、一緒にがんばりましょう。

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