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「できることをやる」という苦行

タパス(苦行)というと「何かを一生懸命にやる」という感覚で捉えがちだが、バランスよく続けるには、なかなか加減が難しい。

もっとアーサナを深めたい。もっと瞑想を深めたい。未来の「もっと成長した自分」になろうとすることは意識が外側に向いてしまっている。そもそも、独立した「自分」など存在しない。

最近の僕がまさにそれで、早く瞑想を深めたいというエゴが渦巻いている。瞑想するためのアーサナを、「もう1ミリ深く!」と欲張っている。なるべく多くの時間をヨガに費やそうと、現実を軽視している。

アクセルを踏みすぎると、その反動が顕著になるのが自然の摂理。創造、維持、破壊が短く極端にあらわれるだけだ。

これは単に、「からだを痛めない程度にアーサナをしよう」ということではない。よくアヒンサー(非暴力)とタパスは対比されるが、それとは少し違う。

現代の世の中では、ときにアーサナを休むのがいいときもある。ヤマ・ニヤマ(規律)だけしかできない日もある。自分で決めたルールや、一般的なルールを頑なに守ろうとすることが、意識を外側、未来に向かわせてしまうこともある、ということだ。

タパスとは「できることをやる」ということだと思う。その行動が純粋なタパスになっているか、エゴになっていないか、そうやって内側に入っていくのがヨガだと思っている。

というわけで、いまからお皿を洗います。

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