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ミニマリストが人生のほとんどの時間をモノに費やしている件

思い出してほしい。

僕たちはそもそも、そこまでモノに縛られていただろうか。たしかに放っておくとモノは増えるし、今よりもモノは多かった。だけど、スペースには限界があるわけで、どこまでも増やせるわけじゃない。衣装部屋や書斎を持つ芸能人のような暮らしではなく、ある程度、住んでいるところに収まっていたわけだ。

そして、モノについて考える時間はどうだったか。たまに何かが欲しくなり、調べたり悩んだりはしたが、四六時中モノについて考えていたかと言えば、そうではない。

モノを捨てるとスッキリする。だけど一歩間違えると、「何を捨てるか」「何を残すか」「一石二鳥のモノを探そう」「無印良品で買い換えよう」と、モノを過剰に意識した生活にドップリ浸かってしまう。たぶん普通にモノを所有している人に比べて、何百回、何千回も「モノ」と言い、「モノ」の動画を見て、「モノ」という文字を読んでいる。これは過去の僕がそうだったからよくわかる。おまけに僕はブログで事細かにモノを紹介していたのだから、さらにモノに費やす時間は多かった。

ミニマリスト発信者が何年もモノについて語っているのを客観的に見てみよう。「洋服の制服化、更新しました」「やっぱり必要だったもの」などという発信が悪いわけではないが、要するに終わりがないことを証明している。

そして、普通にモノを持っている人よりも、モノのああだこうだに時間を費やしているのだ。「モノが少ない」と何年も発信し続けるのも、モノという概念に時間を費やしていることに変わりはない。

モノよりも経験。これはミニマリストの決め台詞のように使われているが、普通の人のほうがモノよりも経験にお金や時間を費やしていると思う、今日この頃である。

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