丸山和訓のマニアックな話

丸山和訓のブログ

「首の痛み」の隠れた原因


首はとても重要。脳とからだの連携部分でもあり、自律神経のお悩みのある方はだいたい首の動きに制限がある。

ところが、首をなめらかな状態でキープするのは難しい。瞬間的に戻すのは比較的簡単だが、「しばらくすると変化が戻る」ということが起こりやすい。

首の付け根は「固有受容体」と言って、全身のバランスをモニターする役割を担っている。たとえば、重心が右に傾けばそれをフォローするように、ほぼ同時に首が左にバランスする。それによって、頭を水平に保っているのだ。これはどんな精密な機械よりも素早く正確で、神秘的な機能である。

言い換えれば、全身のゆがみが首に影響する。スポーツによる足の捻挫、手の突き指、そういった関節のつまりが首を緊張させている。それらがほどけていないと、それに引っ張られるように徐々に首はまたゆがんでくる。戻りやすいのは、そのためだ。全身のさまざまなゆがみのシワ寄せが、首に集中するのである。

頭のゆがみも首に影響するし、内臓の緊張も首に影響する。だから「首が痛い」というクライアントさんが来たとき、最初に首は施術しない。「なんでそんなところやっているの?」と思われるのだが、首に影響している別の箇所をほどいて、首の動きが変化するのをチェックしていく。足首を施術して、首の緊張がスコンと抜けることも多々あり、「えー、なんで?」と驚かれるのだが、それだけ首と全身は密接にリンクしているのである。

仕上げとして、直接的に首を軽く整える。あまり首はガチャガチャと動かさないほうが安全だし、自然にリカバリーしていく。ものすごく上手なカイロプラクターさんは首の施術だけで全身を良くできるけれど、僕は全身から首を整えていく方針。からだは全部でひとつなのだから、全体性を取り戻すのが大事だと思っております。

プライバシーポリシー
© 2014 - 2020 丸山和訓